家庭教師ヒットマンREBORN!
京ハルバレンタイン



 バレンタインデーを明日に控えた土曜日。学校が休みであると言うことでハルと京子はお泊り会をすることにした。男子たちへ渡すためのチョコ作りも一緒に出来て丁度いい。2人はレシピを持ち寄って誰にはこれにしよう、など可愛らしい相談をしている。
「そういえば、友チョコなんてのもあるよね。花にも作ろうかな」
 ぽつり、京子が呟いた。黒川花は2人共通の友人である、親密度の差は別にして。
「そうですねー、クロームちゃんはチョコ好きだから、作ったらきっと喜んでくれますね」
 ハルも何気なくここにいない、隣町で生活していると言う少女の名を口にした。クローム髑髏、という不思議な名を持つ少女もまた2人共通の友人である。ただ生活圏が重ならないために容易に顔をあわすことが出来ない。彼女の好物はチョコレート製品。この季節は自分用に買うとしても様々な種類のチョコが店先に溢れるためにきっと楽しんでいることだろう。
 自分が出した話題なのに、ハルが別の少女のことを考えていることが京子にはあまり面白くない。むぅ、と頬を膨らませてみたけれどもレシピが載っている雑誌にハルは目を落としたままなのでそのことに気付かない。怒っているのも馬鹿馬鹿しくなった京子は表情を戻して自分も目の前に広げられたレシピ集に集中することにした。


 大量のチョコレートを湯せんしたりテンパリングしたりと、チョコレート菓子を上手く作るのはなかなか集中力と体力がいる仕事だった。午後早くから始めた作業が全てを終えて、あとはラッピングをするのみになったのはもう夜もだいぶ更けた頃。遅くなってしまったので、ラッピングは明日早く起きてやろうということにして2人はとりあえず交代でお風呂に入って京子の部屋へと戻ってきたところなのである。
「はひ〜、なんだか体中からチョコレートの香りがする気がします」
「私もチョコレートのお風呂に入っているみたいだったよ」
 京子が戯れにくんくんとハルのうなじに鼻を寄せて匂いを嗅いでいる真似をすると、ハルは「チョコの香りします?」といたずらっぽく笑う。そのまま京子はハルの身体に自分の身体をぴったりとくっつけて風呂上がりで上気しているハルの頬に唇で軽く触れ、そのまま唇を重ねた。
「…ん…」
 名残惜しそうにハルの唇から離れると、京子はにこりと笑って部屋を出ていこうとする。
「京子ちゃん?」
「私からハルちゃんへ、バレンタインチョコを持ってくるね」
 そう言って部屋から出ていってしまった京子の後ろ姿をハルは見送り、ふと壁にかかっているシンプルで可愛らしい壁時計を見てみると、日付けが変わっていた。今は2月14日の午前0時20分。

 目の前のテーブルに置かれたものは、マグカップの中でほかほかと湯気を立てている。そう、京子は材料のチョコレートを少し取っておいてそれをホットチョコにして2人分持ってきたのだ。飲みやすいように牛乳と混ぜてくれている。
「お疲れさまと、ハッピーバレンタイン」
 かちんと京子が自分のマグカップをハルのマグカップに軽く当てて乾杯する。ハルは満面の笑みを浮かべて京子に同じように返した。そしてこくこくとホットチョコを喉に流し込んでいく。
「はぁ、ホットチョコとっても美味しいです」
 嬉しそうにカップを空にしてしまったハルを見て、自分もホットチョコに口を付けながら京子は言い様のない幸せな気持ちと、ほんの少しの申し訳なさが綯い交ぜになった表情を浮かべた。
(ごめんね、ハルちゃん)
 魔法がかかるまで、そんなに時間はかからなかった。


 腰の辺りに熱い疼きを感じ、ハルはぼんやりした頭をゆるりと横に振る。
(んん…あれ、何でしょう?頭がぼーっとしてます…)
「っあ…!?」
 何かが自分の身体の中を蠢いている。
 思うように力が入らない身体を何とか動かして、ハルは少しだけ首を起こし自分の身体を確認すると、とんでもないことになっていたのである。
「あ、ハルちゃんおはよう」
 京子の優しい声が聞こえてその声がした方を探すと、京子はハルの足と足の間に顔を埋めてちゅぷ、とハルの秘部に舌を這わせていた。
「き、京子ちゃ…、何してっ!」
「何って……クンニ?」
「可愛い顔と声でそんなこと言わないで下さいー!」
「んー…もうそろそろいい感じかなぁ」
 何が!?とハルが言いかけたところに、京子が手に持っているモノをごそごそ動かし始めた。不規則な動きに振動音…。これは前に聴いたことがある。その時の記憶を思い出したハルが膝を閉じようとしたけれども、僅差で京子の行動の方が早かった。
 ハルの膣奥へと遠慮なく押し入ってくる、冷たい無機質の物体。そう、男性器の形を模して作られている少々グロテスクな色のバイブレーター。
「ひゃ…やん!」
 ハルは強制的に起こされる快感に身をよじる。京子が良く使うこのバイヴは男性器で言う陰茎部分にゴリゴリとしたイボが多めにつけられていて容赦なくハルの膣壁を刺激し、御丁寧にクリトリスを愛撫するための部分も作られている。クリトリスが特に弱いハルはこれを使われるとあっという間に果ててしまう。
「うん、可愛いよぉハルちゃん」
「あっ…んん、抜いてっ、下さい…」
「一回イッちゃおうよ、ね?」
 京子はバイヴから伸びているコードの先についているリモコンをくりくりと回して、ハルの膣内で暴れるその動きに緩急をつけていたが、ハルの身体がびくびくと震えだしたのを見計らって一番強い設定にする。上からハルを見下ろすようにうっとりと見つめる京子は、空いている手で自らの性器に指を差し入れて自慰をしながらハルが絶頂を迎えるのを待っていた。
「はぁん…ハルちゃぁん…」
「ふぁ、はぁっ…あぁ!あっ…もっ、イッちゃう…!」
「うんっ…ああ、私もイクね、あっあっ」
 京子は指の動きを速めて、ハルと呼吸をあわせるように上半身を重ねた。貪るようなキスを繰り返し、京子とハルはまるで一つのものになったようにそのまま身体を引きつらせて絶頂へとのぼりつめていき、そのまま同時に果てる。


「…京子ちゃーん…何なんですかこれ」
 ハルはつん、と自分の着ているものを細い指先で摘んだ。それは清楚な白のエプロン。肩周りにフリルがあしらわれていて、その下に着けているのは黒のワンピース。この格好はまごうことなき「メイド服」である。所謂メイドカフェにいそうな可愛さを重点においたタイプのモノだ。そして頭に飾られているカチューシャにはなぜかネコ耳がついていた。
 着せた張本人であろう京子はキラキラと瞳を輝かせて、ハルのメイドエプロンをずらしつつ下のワンピースをはだけさせて、マシュマロのように白くてふわふわでおいしそうなハルの乳房をむにゅっと揉みながらちろちろと乳首を愛撫し始めた。
「一度ね、ハルちゃんに着てみて欲しかったのー!ハルちゃんってネコっぽいでしょ?」
「もう、だからってこんな風にしなくても…」
 ぐりぐりと乳首の先をほじるように京子の舌先が動く。それと一緒にもにゅもにゅと、そう生クリームを搾るみたいな手つきで京子はハルの豊満な乳房を揉み続けると、待ち続けていたものがびゅっと飛び出す。
「ふぁあーハルちゃんのおっぱいからミルク出たよ♪」
「ぅん…あんっ、京子ちゃんえっちですっ」
「こーんな身体してるハルちゃんの方がずーーっとえっちだもん」
 赤ん坊が母親の母乳を飲むように京子はハルの乳房をちゅうちゅうと吸い続ける。
「ウフフ、皆へのチョコに混ぜてみれば良かったかな?…でも、私がひとりじめしたいのよね」
 ぺろりと京子は舌舐めずりをする。唾液に濡れた唇が紅く熟れた苺のような色をしていて、ハルはとてもおいしそうだと思った。



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拍手コメントで頂いたシチュエーションをお借りしました。波風サスケ様ありがとうございます。
このホットチョコにかけられた魔法は眠りの魔法です。
ちなみにネコの尻尾はあれです、実はアナルに埋め込んでる。
イラストだけだとどこがバレンタインなのかがさっぱり分からないけど京ハル描けてひゃっほおぉう!でした。

2010/02/14


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