いつの間にか眠ってしまっていたらしいハルが目を開けた場所は、ただの四角い箱の中だった。箱、といってももちろんそこはそれなりに大きさがある無機質な部屋だった。コンクリート打ちっぱなしとはまた違う。床は微妙にふかふかと柔らかくて暖かみすら感じる。 しかし、ハルにはこんな部屋の心当たりが全くない。現在住処となっている並盛町地下に作られたボンゴレアジト、少なくともハルが生活している中でこんな場所には立ち入った事がない。あそこには居住区以外に様々な部屋があるらしいのでもしかしたらその内のひとつなんだろうか。 「なんだかよく分かりませんけど、とにかく出た方が良さそうですね」 そう言ってハルが立ち上がり歩き始めようと右足をすっと前に出そうとした瞬間、強い力で何かが右足の動きを邪魔した。ガキン!と金属が噛み合う音が部屋に響く。恐る恐るハルは自分の足元を確認すると、右足首には足枷が嵌められていて、そこから短い鎖が伸びて打ち込まれた杭のようなものに複雑に絡み付いていた。 「何ですか…コレ…」 拘束されている?何故? ハルの顔に動揺の色が浮かび、慌てて辺りを見回してみる。ぼんやりと薄暗くてはっきりと見える訳ではなかったが、扉らしきものはない。扉がないという事は出る事が出来ないという事だ。まさかここでハルに死ねという事なのだろうか?このまま誰も来なかったらそういう事態になる。 「嫌っ…!」 ハルが頭を抱えてしゃがみ込み、身を震わせたその時。シュン!という音がして、部屋の中に光の筋が伸びてハルの視界をクリアにした。瞳に飛び込んできたのは光だけではなく、人影が三つ。逆光になっていたけれどもそれはよく知った顔のそれだった。 彼らが部屋に入ったと同時に扉は閉じた。閉じたというよりは、消えた。何か特殊な開け方でしか開けられない扉なのだろう。そして薄暗かった部屋には明かりが灯り彼らの顔がはっきりと見える。 「気がついた?ハル」 いつもの屈託のない笑顔でハルに近づいてくる、彼はハルの想い人でもある沢田綱吉。その後ろに獄寺と山本と並んで2人もハルの反応を見ている。山本は笑顔を絶やさず、獄寺はいつもハルに接する時のままの仏頂面。 「ツナさん!助けにきてくれたんですね!」 ハルはツナに抱きつこうと手を伸ばすが、足枷のせいで彼が立っている場所まで手が届かない。焦れるような表情のハルに手を差し伸べる事もなく、ツナはその場に立ったまま状況を説明し始める。 「ここはアジトの中だよ、安心して」 「はひ…?アジトの中…。じゃあなんでハルはこんな足枷をつけられてるんですか?」 ハルは軽く右足を上げると、鎖がぶつかり合い「ジャラっ」という音を立てた。 「おめーが動き回らねぇようにしたんだよ」 つかつかとツナの後ろから獄寺が歩いてきてハルの背後に回り込む。背中と胸元の開いたスリップドレスとショーツしか身につけていないことにハルは今更気付き、この状況はちょっとおかしいとようやく思い始める。 「皆さん、ハルに何かする気なんですか…?」 「んー、まあ俺達も一応男だからさ。篭りきりの生活してたら欲求が募るんだよな」 それまでただ何も言わずにハルを見ていた山本がするっとすごい爆弾発言をする。あくまでも爽やかに。 「そういうことだから、ハルに相手してもらおうと思ってさ」 ツナはやっとハルとの距離を縮めたかと思うと、右手でハルの左の乳房を鷲掴みにする。柔らかい、けれども張りのあるハルの乳房はツナの指の動きに合わせてその美しい形を歪ませた。 ハルを後ろから弄っていた獄寺はスリップドレスを邪魔だと言って剥ぎ取ってしまった。幸いな事に破られはしなかったので終わった後もまた着る事が出来る。ショーツが残されているだけまだマシか…とハルはぼんやり考えていた。 彼らはこうやってハルの身体に悪戯を仕掛けて自分の吐精したいと言う性的欲求が満たされればあっさり開放してくれるだろう。まだその辺の発達が幼い分、ちょっとした刺激で満足出来るはず。 ツナの陰茎を口内でじゅぶじゅぶと扱きながらカリや鈴口の部分を舌で愛撫する。 女1人に対して男が3人、どういう状況下にあるのかと言うとツナは立った状態、若干前屈みになってハルにフェラをしてもらっていて彼女の頭をツナの右手ががっちり押さえ込んでいる。ハルは膝立ちの状態でツナの股間に顔を埋め、両の手は右に立つ獄寺、左側に立つ山本のペニスを握りツナにしているように陰茎を扱いたり鈴口の部分にぐりぐりと親指で刺激を与えている。 (皆さんちゃんとイッてくれるでしょうか…) ぎこちなくとも自分が今出来ることを必死で進め、なんとか早めに満足していただこうとしているハルの行為にやがて望む通りの終局を迎える。ツナはそのままハルの口内に、獄寺と山本は射精する前にハルの手を振りほどき、ハルの脇からペニスを差し入れ彼女の可憐に色づく乳首に先っぽを擦りつけてそのまま3人ほぼ同時にどろりとした濃厚な白濁した精液を己の身から吐き出した。 「んんっ、ん!」 喉の奥に粘ついた精液が流れ込んできて、ハルはこほこほと咳き込む。口の中に出されたツナの精液の量が飲み込める量ではなかった上に、ハルは精液を飲むという行為をした事がなかった。飲み込まなかったツナの精液はハルの口の端から溢れるように零れ、床にぽたぽたと液溜まりを作る。それを見たツナは身を屈めハルと同じ目線になるとくい、とハルの前髪を掴み俯いていたハルの顔を上げさせた。 「ふっ…ツナさ…」 「ハル、今自分がどんなにやらしい姿になってるか分かってる?」 かあっとハルの顔が火照り、ツナから視線を外す。するとツナは「獄寺くん」とだけ呟き、呼ばれた獄寺は横からハルの表情を見ながら、ハルの淡いさくらんぼの様に色づいた乳首を強めに摘まみ上げた。 「はぅっ!」 ハルの身体がその刺激にびくびくと震える。構わず獄寺は摘まみ上げた乳首を人差し指と親指でこね回すように捻ったり、親指で上から押しつぶすようにと様々なやり方でハルを攻める。感じていると誰にも悟られたくなかったハルは声を上げるのを我慢していたが、自分は見学なんてつまらないと山本が獄寺の真似を始め、そして乳首をぱくりと口の中に含んでざらついた舌がハルの乳首をぐるりと舐め回し、ふいにちゅっと吸い上げてみる。さすがに両方の胸を激しく愛撫されて感じない女はかなりの不感症だ。固く閉ざしたはずの唇はゆるゆると開いていき、ハルは熱の篭った吐息と艶かしい喘ぎ声を上げてしまう。 「やん、あ!2人とも…止めてくださいっ」 「止めていいのかよ?こんなに乳首ガチガチになってんのに?」 「う…でも、やです」 ハルは切なげに眉根を寄せ冠りを振って訴えるが、幼いながらも「女」の匂いがするその表情を見れば興奮こそすれ、止めてあげようなどと言う親切心の塊みたいな男はそういない。 「十代目、触ってみて下さいよ。こいつすげー感じちゃってますよ?」 獄寺は執拗に弄り回していた乳首から手を離すと、下の方から乳房を持ち上げてハルの正面にいるツナの前へ差し出すように支える。瑞々しい肌がぷるんと震え、獄寺の指の食い込み方がより生々しいエロティックさを感じさせ、ツナはごくんと唾を飲み込むとハルの乳首を手の平で包み込む。揉むように乳首を擦ってやると、確かに固くなっていた乳首はまるでとても小さな男性器のよう。面白がったツナが乳首の先にある窪みをグリグリと指で押し広げてみると、やがてそこから液体が漏れてきた事に気付く。試しに乳首の周りをぎゅっと押し出すように握り込んでやると、今度ははっきりと乳首からぴゅっと液体が飛んだのが分かった。 「な、何コレ!?」 ツナが謎の液体に驚いていると、獄寺の逆サイドにいる山本がむしゃぶりついていたハルの乳房から顔を離していたって普通の事のように答える。 「母乳じゃね?」 「母乳って、赤ちゃんが飲むおっぱい!?中学生でも出るの!?」 「中学生でも出るのかは知らねーけど、俺さっきから飲んでるし。栄養価高いって言うしな!」 「てめぇはずっとチュパチュパやってっと思ってたらそんなことしてたのかよ!」 3人の男達によって与えられ続けた無骨な愛撫はハルの胸の乳腺を激しく刺激したのだろう、突然起きた噴乳によって先程までとはまるで違う雰囲気に変わってしまった男性陣達をよそに、ハルはハルでそっと自分の始末をしようと後ろ手になっていた自分の指をそろそろと動かして股間へ持っていこうとしたその時。目敏い人というものはいるもので、むしろ仮にもマフィアと呼ばれる世界に身を置こうとしている彼らが目敏くないはずはなくハルの細い両腕はひょいと掴まれ、頭の上に高く掲げられてしまった。 「あっ…!」 しまった、とばつが悪い顔をして自分の手の位置を仰ぎ見るハルと、得意げな表情で上からハルを見下ろしている山本。 「何するつもりだった?」 にかっといつもの笑顔で尋ねてくる山本の顔を見ていると、ハルは途端に自分のしようとしたことに背徳感を感じた。同時に、ほんの少しの恐怖も。 「それは…その…や、山本さんには関係ありません!」 そうハルが叫ぶや否や、山本はハルの両手首をひとまとめに掴み上げた状態のまま、思いっきりハルの身体を上へ引っ張り上げた。ずっと膝立ち状態だったハルの身体はよろめきながらも強制的に立ち上がった状態になる。捕まりどころがなく身体に力が上手く入らない状態のハルは不本意ながらも獄寺が後ろから支える形になった。ツナだけがまだ、膝をついた状態だ。 「ツナ、目の前のところがどうなってるか見てやれよ」 「山本さん!」 「だって、そうして欲しいんだろ?」 山本の鋭い目がハルの心臓を貫く。さんざん嬲られて熱を持ってしまった身体を慰めようとそこに手を伸ばそうとした事は本当。けれど誰かにして欲しい訳じゃなかった。なのに…。 ツナはじっとハルのショーツを眺めていた。じんわりと湿って色が変わっている部分にそっと人差し指を這わせると、ハルは声とも吐息ともつかない声を漏らして上半身を捩る。もう一度ふにっと触れてみるとそこは奥へ進める事が分かった。指を少し沈ませたまま奥から手前へとずらしてくると、小さな突起に触れた。布越しではあるが。 「だめ!そこだめぇツナさん…!」 今度はハルもはっきりと悲鳴を上げる。たわわな乳房をたぷんと揺らし、背を反らせて。その悲鳴があまりにも艶かしいのでかえってツナは興奮してしまう。ココは女の子の持つ性器の入り口なのだと、この年になれば誰でも分かる。本物が目の前にあるという喜びに震え、ツナはハルの懇願などおかまいなしに一気にショーツをハルの膝まで降ろすとハルの女性器を空気に晒す。よくよく見れば、そこは女性器の奥から溢れる愛液でてらてらと濡れていてそれは太ももまで伝い流れていた。 ツナは何気なく顔を近づけてそのままその花弁をぺろりと舐める。割れ目から溢れる愛液から立ちこめるむあっとした薫りは花屋の店先で嗅いだ事があるような薫りで、どこか甘いような気がした。まさに「蜜」である。 夢中でツナはハルの愛液を貪る。そして先程触れた小さな突起の事を思い出し、舌を動かしてソレを探す。豆の大きさ程のその突起はすぐに見つかり、面白い事にソレは吸ったり舐めたり突いたりしてやるとペニスのように大きさが変わるのである。それは些細な変化ではあったが、ソレの存在を主張するには十分な変化だった。 「ハル、コレなんて言うの?」 ツナはすっと立ち上がって腕で口回りについた愛液と唾液の混じったものを拭き取ると、ハルの耳元に唇を寄せてソレには右指を差し入れて軽く引っ掻くように弄ってやる。その度にハルが可愛らしく声を漏らすものだからどこまでも虐めてみたい気にさせられる。 「教えてくれないと、ずっとこのままだけど」 そう言ってツナはハルの耳朶に舌を這わせた。熱い。人はこんなにも体温を上げる事が出来るのだとツナは初めて知った。 「く……すです…っ」 ハルはまるで蚊が鳴くような細く小さな声でなんとか答えるが、当然その全てがきちんとツナの耳に入る訳もなく。 「くす?」 「…クリ、ト、リスですっ!」 ハルは力を振り絞って「ソレ」の名称を答えた後、「あ、あぁっ!」と声を上げラインの美しい腰を小刻みに揺らせると、ぷしゃあっと透明な液体を割れ目から吐き出させてツナの指を汚した。驚いたツナは指を引き抜き、何が起きたのかよく分からないと言った顔でまじまじと自分の指を眺めている。山本はニヤリと笑い、獄寺ははぁっとため息を吐く。 獄寺と山本がハルを支えていた手を離すと、ハルは操り人形の糸がぷつんと切れたかのようにドサリと床に倒れ込んだ。 「わわ!ちょっと、ハル、ハルっ!?」 突然倒れてしまったハルにツナは慌てたが、山本と獄寺はてきぱきとハルの体勢を仰向けになるように動かす。丁寧に足枷も外してやる。この状態のハルが自由に動き回る事など出来ないから。そして、膝に引っかかっていたショーツから足を抜いて完全に丸裸にしてしまう。 「獄寺くん、山本!ハルは大丈夫なの?」 「平気ですよ、ちょっと意識飛んだだけです。今起こしますから」 起こすって、どうやるつもりかな?とツナが不思議そうに見ていると、獄寺はハルの膝裏に手を差し込んでぐっと前へ持ち上げ、両足首を自分の肩に乗せてしまうとハルの尻が持ち上がり、先程ツナがしゃぶりついていた割れ目がくっきり丸見えの状態になる。まだまだ熱を孕んでいるとはいえ、ハルが施してくれた手淫でイッた時よりは萎えてしまった自分のペニスを自分で軽く扱くと若いおかげかすぐに臨戦態勢になった。 「ホラよっ…起きろ!アホハル!」 獄寺は自らのペニスの先っぽをハルの密壷の中に埋め、2・3回挿入の練習をした後に一気にハルの膣内へとペニスを突き刺した。ずんっ!という音が身体の奥へ響いたと同時にハルの背中を電気ショックのような感覚が腰から脳へ向かって走る。しなる背中のライン、宙に放り出されるような流線型を描き揺れる乳房、どれも美しいとツナは思った。 「ああぁぁっ!」 ハルは気持ち良くイッたあとの微睡み状態から一気に覚醒する。激しく揺さぶられる身体、律動運動の度に奥へ奥へ入り込んでくる獄寺のペニスの感覚。唐突に襲ってきた衝撃に驚きと動揺が綯い交ぜになってそれはハルの悲鳴に変わる。 「まさかあんなんで終わりだなんて思ってねえよな」 「あ、あっ、そんなことぉ…ひゃうっ!」 獄寺が大きく腰を揺らすと上手くハルの性感帯にペニスが引っかかったらしく、上からのしかかるような体位を取ってそこを重点的に攻め続ける。部屋の中は2人が結合するぐちゅぐちゅという精液と愛液の混ざり合った水音と、肌がぶつかり合う音が響く。 ツナと山本は2人の様子を眺めながら、無意識の内に自分のペニスに手を伸ばし、DVDやグラビア雑誌などでは見る事の出来ない無修正のセックスを繰り広げる2人をオカズにしてオナニーを始めた。獄寺はその様子をちらと横目で確認すると、男2人とハルを煽るように卑猥な言葉で攻め続ける。 「ははっ、十代目のオカズになってんぞ。光栄だなぁハル?俺が終わったら、おねだりしてみろよ」 「ツナさ…ぁ、ハルのえっちなとこ、見ないでぇっ」 ハルの膣内の肉襞が獄寺のペニスをぎゅうと締め付ける。絶頂が近いのだろう、獄寺の方にも余裕がなくなってきた。ただひたすら浅い呼吸と挿入を繰り返す。やがて、獄寺の腰の動きが速くなり顔は苦悶の表情が浮かぶ。ハルはただ貫かれるままそんな獄寺を見ていた。 「ハル、このまま出すぞ」 「ふぇっ、中はダメです!」 「って、外に出す余裕がねえ……っあぁ!」 獄寺の破裂寸前のペニスは膣内から抜けるギリギリまで引き戻された後すごい勢いで最奥まで捩じ込まれ結局そのまま、ハルの中へと精液を吐き出してしまった。ハルの身体が小刻みに震えて精を受け止める。獄寺はペニスをハルの中からずるりと引き抜くと、満足したのか四つん這いで部屋の隅の方へ移動した後、大の字になって床に転がった。 さて、獄寺とハルのセックスをオカズにオナっていたツナと山本だったがそのまま果ててしまったわけではなかった。ハルの身体が空いた事によって期待度はガツンと上がって、まさに腹を空かせた狼状態。やはり自分のゴツゴツした手なんかよりも女の子の柔らかくて細い身体を抱きたい。しかし2人で顔を見合わせる。1人ずつやっていたらぶっちゃけ後になった人はこの状態の維持は相当キツいものになるのではないだろうか。いい案はないものかとツナと山本はひそひそと話し合う。 (ちょっ、どうする山本!?) (ん〜…順番待ちは正直無理っぽいー) (俺も…何かいい案ないかなぁ) そんなところで、部屋の隅っこで2人(+ハル)の様子を伺っていた獄寺がぼそりと呟いた。 「2人同時にすればどうですか」 「!!」 その手があったか!とポンと手を叩くツナと山本だったが、それはそれで問題がある。ハルの膣内は果たして2本のペニスを受け付けるものなのか。もしダメだった場合はどうするのか。2人は考え考え…長考している余裕はないので、もう行ってしまえ!なるようになれ!という結論が出た。 まずはハルの身体を起こして、緩く体育座りをしたツナの上に乗っからせる。ペニスの鈴口部分をハルのクリトリスに擦り付けてみると、ハルは感じているのだろう、ぴくぴくと肩を上下させている。2人の身体が密着して柔らかな乳房がむにゅ、と潰れる感触がツナにはとても気持ちがいい。 「ハル…の中に、入れてもいい?」 嫌だと言われて引く気はなかったが一応聞いた。ハルはさっき行為中に獄寺が言ったことを思い出して顔を真っ赤に染めた。 「ハルは、ツナさんのお役に立つなら何でもします…んっ」 ツナはハルの唇を塞ぎ口内へ舌を差し入れ、ハルの舌を絡めとる。ちゅ、ちゅくと音をさせながら口付けを繰り返しながらツナは少しずつハルの膣内へ自分のペニスを埋めていく。獄寺のおかげかハルの身体はすっかり欲望を正直に受け止めるようになっていた。陰茎まですべて収めてしまうとツナは息を吐く。 そしてツナが落ち着くと山本がハルの背後へと回り込み、ハルの締まった形のいい尻肉を揉みしだく。外の方から内へとこねるように回して最後にきゅっと持ち上げる、これを続けているうちにハルの筋肉が柔らかくなっていく。いい感じになってきたところでそれまで触れなかったアナルの入り口を広げるようにして指を1本差し入れて中で間接を動かす。ここは勝手に感じて濡れてくれる場所ではないけれど、獄寺とハルの体液が混ざり合って膣から溢れ出てきたものがローションの代わりになってくれた。 「あ…お尻っ!?やあぁそんなの無理です…!」 異物が入り込んだ感触に気付いたハルは後ろを顔だけ振り向かせて山本のしていることに待ったをかける。 「大丈夫、入るって。お、ほら2本目入ったぞ」 「ひぁ、あん!ゆび、動かさないでぇっ」 山本がハルのアナルに入れた2本指が自由に遊ぶようになると、ハルはその違和感さえも快感に変えたのか入れただけで動かないツナのペニスに肉襞が絡み付いてひくひく動く。それで気持ち良くなってしまうツナもハルのことは言えないのかもしれない。 「ははっ、すげー3本入れて動かせるぜ!こんなら入るよな」 早く挿入したくて疼いていた山本は嬉しそうにハルのアナルの入り口を指で広げたまま、ズブスブと自身のペニスを埋めていく。指でならされたそこは山本の大きめなペニスも然したる抵抗もなく受け入れた挙げ句に膣内同様に内襞がモノを咥えこんでがっちりと離そうとしない。 「すごいねハル。俺達2人でハルを気持ち良くしてあげる…」 ツナのその言葉は山本への合図になり、2人で同時に動き出してハルの身体を下から後ろから突き上げる。 「はっ!あぁん!だめぇ──!」 ぐちゅぐちゅ、ずぶっ。部屋に響く卑猥な水音は2人が強くハルを突き上げる程に大きくなっていく。がくがくと揺れ動く身体の安定をどうにか取ろうと咄嗟にハルはツナの腕にしがみつくが、ツナがハルに腰を打ち付ける度にツナの身体も揺れるので、ぺたりと床に手を着いて、まるで犬がお座りをしているような体位になってしまう。 2つのペニスに同時に貫かれて、ゴリゴリと性感帯を穿られる。刺激されるのは性感帯だけではない。アナルに突き刺された山本のペニスはハルの膀胱にも激しい刺激を与えていた。今までにない感覚にハルの理性は崩壊寸前、「壊される」という表現そのままが当てはまる状態に陥っていた。 「あっあっ、んはっ…!め、イッちゃう…!」 ハルのとろんとした瞳は焦点が合わずに天井をただ映すだけ、我慢の苦しさから零れる涙。だらしなく開いた唇からは必死に空気を吸い込む音と甘く淫らな嬌声が発せられるだけ。そしてその嬌声はツナと山本の耳へと滑り込み脳へ伝って2人の理性をも打ち砕いた。セックスの快感を覚えた少年達は1人の少女の身体の中心で暴れ回り、ドロドロに犯していく。 「ハルっ…!」 ツナのペニスは挿入を繰り返すことによって入れる前よりも大きく膨張し、最後はその中身を全てを注ぎ込まんとハルの膣内の最奥で吐精してしまった。ハルの子宮には獄寺が出した精液にツナの精液が混じり合い、ツナが力の抜けたペニスをハルの中から抜くと容量オーバーした分の精液が溢れ出し逆流してぼたぼたとツナの下腹部に落ちて流れていく。生温いそれはセックスの生々しさを強調させた。 一方アナルを攻めていた山本はその快楽に飲まれてしまい、はっと意識が一瞬戻ったと思ったらペニスが暴発してしまった。イくとかそんなことを感じる隙間もない程の心地好さが山本の脳髄を満たしていたらしい。射精の衝撃に自ら驚いてしまいその勢いのままペニスをアナルから抜いてしまった。ぶるんと震える山本のペニスの鈴口からまだ出続けている精液が、アナルから溢れ出た精液と細い糸の様に繋がっていていた。 「三浦、わり…」 山本が済まなさそうにハルにぺこぺこと頭を下げて謝る。しかし、多分その謝罪の言葉はハルに聞こえていないだろう。山本が射精したと同時にまた、ハルも絶頂を迎えていた。 「あぁあ───!!」 全身精液にまみれた少女の性器からはぴゅっと透明な液体が小量吹き出した。それはツナの腹にかかったのでツナは掬ってぺろりと舐めてみた。しょっぱいような苦いような、性欲の味がした。 全て終わって、とりあえず服は着てこのまま風呂に直行しよう…という時に、ハルが何やらもじもじと太ももを擦り合わせるような歩き方をしてなかなか着いてこない。放っておく訳にもいかないし、腕を引っ張ってやったらそれを振りほどこうとする。 「ハル、どこが痛いの?具合悪いの?」 ツナが優しく理由を聞き出そうとハルに話しかけると、ハルは今にも泣きそうな顔でぼそぼそと小声で答える。ふとツナがハルの太ももを見れば、まだ精液は溢れ出て止まらないらしく足首へと伝う線がくっきりと見えた。 「あの…っこ…」 「え?」 「んだよ、聞こえねーよ!」 イライラしていた獄寺が怒鳴りつけると、ぷぅと頬を膨らませてハルは負けじと言い返すが、状況的に獄寺程の大声を出すことは出来なかった。 「やっ、山本さんがお尻なんかに入れるからっ、おしっこしたくなっちゃって漏れそうなんですっ!」 「ええっ、俺の責任!?」 「じゃあ山本!責任とってハルのこと抱えて走って!」 とにかくここからは一刻も離れた方がいい。この階にトイレが設置されているかどうかなんて誰も知らないし、さすがにこれ以上女の子を辱めるわけにはいかない。山本はハルをひょいとお姫様抱っこして、男子3人は猛スピードでエレベーターまで走り、エレベーターが普段の居住区の階に着くと猛ダッシュでトイレに駆け込み、ハルをそこに置いて一安心したツナ達は寝ている人達を起こしてしまわないように足音を立てないよう、しかしなるべく急ぎ足で浴場へと向かった。 一方、女子トイレでは14歳にしてお漏らしをするという羽目にならずに済んだハルが安堵のため息をついた。 「よかったです〜、あとはお風呂に入って身体を綺麗にするだけですね」 しかしハルは、お風呂に入る為にもうひとつ対峙しなければならない人がいることをすっかり忘れていたのである。 (ハルちゃんてばこんな時間までどこで遊んでるのかしらね…?悪い子にはしっかりお仕置きしないとね) |